土曜日, 1月 10th, 2015

         海

不幸の中の幸いっていうか!イギリスのロンドンブリッジで発生した出来事だった。

橋から川に飛び込もうとしている男がいると通報があったので、RNLI(王立救命艇協会)の船が現場へと向かった。

救命艇がロンドンブリッジに着いてみると、一人の溺れかけている男を偶然発見したらしい。

どうやら服が重くなってしまって、浮き沈みしながら押し流されているという状況だった。
自殺男も心配ではあるけれど、とにかく目の前の溺れている人が最優先なんで、まずは溺れている男に船を近づけると引き上げる事にした。

溺れていた男は低体温症にかかっていましたが本当に申し訳なさそうで、どうしてこんな事になったのかよくわからないと言っていたみたい。

他の救命艇は近くに1隻もいなかったので、もしこの自殺の通報で駆け付けた救命艇が来なかったら彼は助からなかったんじゃないか?と思う。

救命艇の方はすっかり溺れた人の救助に気を取られているが、同時に現場に急行した警察の方は、橋の上の自殺志願男に声をかけ、自殺を思いとどまるように説得していた。

その努力の甲斐あって、男は考え直して警察に無事に保護されたみたい。

自殺志願は人迷惑だけど、そのおかげで溺れていた人が助かったって事で、結果的には溺れた男性は自殺志願者のおかげで助かったし、自殺志願者も助かったんで、みんな助かってハッピーエンドって言ってはちょっとふさわしくないけど、まぁ、大事に至ってなくてよかった。